B.T.T.B. Back to the basic そして、透明な世界へ

資本論の価値論に関する論説 等

写真の整理は、人生において難事のひとつだ

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おはようございます。


断捨離も最終段階に入り、あとは写真の整理だけになりました。そしたら、先日実家をおとづれた際に、母が、まるで私が今おこなっていることを知っているかのに、小学校から高校までのアルバムやら写真やら成績表を出してきて、持って帰ってくれ、と言うのです。「みていると楽しいよ」と言うのですが、こちらは、ただ恥ずかしいだけです。断捨離の最終段階として、この写真類を読み込んでデータ化することにしました。写真を断捨離するには、PDF化してデータ化するのが一番だと思います。それか捨てるか、ですが、写真というものは簡単には捨てがたい。フェティシズムがそこにあります。


中学生の頃のアルバムを見たら、当時、私が付き合っていると誤解されて噂された女の子の写真を見つけました。二人ともロックンロールが好きなので、二人だけでよく喋っていたからでしょう。社会科の先生がその子に向かって直接「お前は全校で一番かわいい」と言ったとのことで、今なら大問題なのでしょうが、当時は、「へええ」と思っただけでした。それでも、すごいことですよね。確かに可愛い方でした。アイドルグループの真ん中にいてもおかしくないと、今、写真を見て思います。


彼女には、つきあっている男子がいたのです。もちろん、その彼は、私ではなく、私の大の友人でした。ですからもちろん私は彼女に対して、いわゆる恋人に抱くような気持ちをもつことはありませんでした。その彼もロックンロールが好きで、知識も豊富で、お金持ちのお家の息子だったので、頻繁にLPを買うことができたのです(ピンク・フロイトやら、シカゴやら、スコーピオンズやら、ちょっとだけメジャーから離れたライン)。つまり、彼と彼女と私は、共通の話題の下、話をすることが多かったのです。彼女も彼のことを探るために私に話を聞きにくることもあり、私も彼女と仲良くなっていました。


ところが、なんと高校三年生の3学期にもなって、突然彼が引っ越してしまう、という悲劇が生じました。そんなことから、私は彼女を励まそうと声をかけたり、気分転換のためにレコードを貸したりしていたのですが、それが周囲に誤解を与えたようです。その内、クラスの誰かが引っ越した彼に、”そのこと”を告げ口したようで、彼から、半分冗談めかして「オレの女に近づくな」という文句が書かれた手紙が届きました。もちろんそれは間違いだけど、彼も戻ってくる予定はさらさらないような感じだったので、放っておきました。それまで手紙のやりとりをしていたのですが、それっきりになりました。受験も近づいていました。その後、別々の高校に進学するやら、時間の経過やらで、彼女と私は会わなくなりました。


告げ口した人物に思い当たるところはあります。しかし、まあ、それを責めたところでどうにもなりません。その彼もロックンロールが好きで、我々の話に加わることが多かったのですが、どういうわけだか、第三者的な立場にありましたし、私も気にかけていませんでした。しかし、友人が引っ越ししてしまうと、その穴を埋めたかったのか、私はその人物と話をする機会が多くなりました。「なんだ、意外にいいやつじゃないか」と思えました。その人物は彼女と同じ高校に進みました。


その人物から、半年後、彼女にちょっとした出来事があったと聞きました。たぶん当時の状況では、彼女には受け入れるのが困難だと、外からは思えることでした。高校入学したばかりの私にとってはかなり大きな出来事に思えましたので、それ以上、情報を得ることが怖くなり、その人物とのつきあいも、それっきりになりました。その内容は、私が彼らと一緒に過ごした、仮にも楽しく思えた時間を、爆破して粉々にするような出来事でした。もちろん私は彼女には「関係のない」人物でしたので、このショックは私が一方的に抱いたものにすぎません。しかし、当時16歳であった私にとってのショックは、その後思い出す度に、軽くショックを抱かざるを得ないものです。


この話には教訓はありません。でも誰にでも起こりうることでありますが、このようなことが起こるか起こらないかによって、その後の人付き合いの仕方は変わるのかもしれません。私が、友人との付き合いに関して、相当大きな問題が起こり、その後付き合わなくなってしまうというパターンが何度か生じているのは、このことが原型になっているような気がします。ですから、友人を失ったとしても、「ま、そういうもんだよね」と思っているような気がします。

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